稲葉俊郎 (いなば・としろう)


医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。医学博士。1979年熊本生まれ。心臓を内科的に治療するカテーテル治療や心不全が専門。週に一度行っている往診による在宅医療では、心臓以外の病気もすべて診ている。東京大学医学部山岳部の監督を務め、涸沢診療所(夏季限定の山岳診療所)も手伝い、夏には山岳医療も行う。医療の多様性と調和への土壌作りのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。未来の医療と社会の創発のため、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行い、講演・勉強会なども各地で行っている。2011年の東日本大震災をきっかけに、医療の本質や予防医学を広く伝えるべく、個人での活動を始める。音楽、絵画などにも造詣が深く、さまざまなジャンルにおいて医療との接点を模索。自身も絵を描いたり能を習うなど歴史や体と向き合っている。

​第1回開催(終了)

2017年12月10(日)

開場:18:00 開演18:30〜20:30

テーマ:いのちを呼びさますもの

講演+対談 稲葉俊郎×佐伯剛(風の旅人 編集長)

 心臓の専門医でありながら、西洋医学のみならず伝統医療や代替医療など幅広く医療を修め、さらに学問や芸術の分野を超えて、その道のエキスパートと数多く協働し、活躍している稲葉俊郎さん。

 近代の競争社会を勝ち抜くための生命力ではなく、人間共同体の中で健やかに生きていくための生命力について話をうかがいます。

 健康とはどういうことか。身体、心、人間文化、人間社会の健やかなる生命力はどういうものか。そして創造の力とは。

 身体と心、部分と全体、治すと治る、医療と芸術との関係を深く掘り下げます。

場所:Impact Hub Kyoto

京都市上京区油小路通中立売西入ル甲斐守町97番地 西陣産業創造會舘(旧西陣電話局)2階/3階

*2階か3階かは当日、現地に掲示します。

アクセス→https://kyoto.impacthub.net/access/

・医療の本質
・部分と全体を診る
・身体と心
・治すと治る
・医療と芸術

​参加無料

2017年12月下旬 発売予定

いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ—

著者:稲葉俊郎

本体価格1600円(税別)

“すぐれた芸術は医療である”
ーー領域を超えて活躍する話題の医師、初の単著!

心臓の専門医である東大病院医師、稲葉俊郎氏。西洋医学のみならず伝統医療や代替医療など幅広く医療を修める稲葉氏が説く、人が生きるために必要なこれからの医療、創造の力とは。医療と芸術の接点を探るとともに皮膚の下に広がる見えない世界を紐解きます。

詳細は、下記ホームページで。

http://www.anonimastudio.com/books/essay/inochiwoyobisamasumono/

風の旅人:2001年9月のアメリカ合衆国テロを受けて、2003年4月に佐伯剛により創刊。原理主義思想の闘争を超える新たな知の方法を模索して、20世紀の碩学 白川静、レヴィ=ストロースの愛弟子にて後継者である川田順造、サル学の河合雅雄、解剖学の養老孟司、動物行動学の日高敏隆、惑星物理学の松井孝典、植物学の岩槻邦男、西洋史の樺山紘一、環境考古学の安田喜憲、思想家の前田英樹氏や酒井健氏など、様々なジャンルの知の巨人の協力を受けて、現在まで50冊を発行。

写真界からも、石元泰博、細江英公、川田 喜久治、セバスチャンサルガド、ジョセフ・クーデルカをはじめ、戦後、日本および世界を代表する写真家から若手写真家まで、優れた写真の力で意識への働きかけを誌面を通じて行うとともに、大竹伸朗など世界的なアーティストや望月通陽も表紙カバーを作成。

2011年3.11以降、震災後の生き方を探るため、作家の宮内勝典、丸山健二、石牟礼道子、染色家の志村ふくみ、哲学者の鷲田清一、映画監督の小栗康平などへの佐伯編集長によるロングインタビューを収める。